MFUマイスター≪技術遺産≫認証 受賞者紹介①

グッドエイジングキャンペーン

石本 英光 マドラス株式会社(シューズ 仕上げ職人)

 

自分の器用さに気づかないうちに
世界が先に評価した

” alt=”一般社団法人 日本メンズファッション協会 のブログ” width=”220″ height=”293″ border=”0″ data-entry-id=”11612021544″ data-image-id=”12680865155″ data-image-order=”1″ data-src=”https://mfu.or.jp/blog/wp-content/uploads/image/t02200293_0336044812680865155.jpg” />

1921年(大正10年)創業のマドラス社は、ことし92年目を迎える。高級靴の代名詞ともいえる主力のマッケイ製法に取り組んでからも、すでに75年が経過している。長い時間をかけて磨きあげた製法もさることながら、他社が真似をできないほど設備と時間に力を注いできたのが、手技を駆使したパティーヌ仕上げの領域である。そして現在、そのチームを束ねているのが、まだ40代後半の石本氏だ。ある年、二人おられた熟練技術者のお一人が病に倒れ、もうお一人が定年退職でパートに移り、突然自分が先頭に立つしかなくなった。すでにオーダーメイドが始まっていた時期だから、逃げ場はない。やってみるしかなかったが、最初は同じ染料を使っているのに一足の靴の色合いを合わせることすらむずかしかった。当然、クレームは入る。どうすればより美しく出来るのか。クレームに学ぶことで、独自の工夫がはじまっていく。ことし、香港で開催されたAPLF アワードの「ベスト・メンズ・フットウエア・コレクション」の大賞に輝いた。トウなど部分的にカラーを塗りこみ、焦げているような深みのある色に仕上げた「焦がし」のドレスシューズである。同社としては初めての出品で、新作ではあったが、わざわざ賞のために作ったものではない。ヨーロッパの審査員からとりわけ賞賛されたのが、製品のデザイン、フォルムを活かす石本氏の熟練された仕上げ技術の功績が大きかった。始業の1 時間半前には出社し、準備を整える。いい仕事をするために、当たり前のルーティンをなによりたいせつにする。名人の気負いは、どこにもない。


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マドラス株式会社
愛知県名古屋市中区栄2 丁目15-6
Tel:052-211-2880