nendo佐藤オオキ氏よりお知らせ 【2004年ベストデビュタント受賞】

ベストデビュタントオブザイヤー

天理駅前広場デザインの最優秀提案者にnendoが選ばれました

カフェ・遊具・噴水・ステージ・案内所など駅前広場をデザインします

奈良県のJR・近鉄 天理駅の駅前広場整備計画。
約6000㎡に渡り、カフェをはじめとする商業施設、総合案内所、遊具、児童用自転車広場、
噴水、屋外ステージなどを備え、イベントや観光情報の発信、近隣住民の憩いの場として活用
されることで周辺地域の活性化を目的としたプロジェクト。

天理市の「歴史」「地理」「文化」という3つの要素を凝縮したデザインを目指し、まずは市内に
多数点在しながら日常生活に美しく溶け込んでいる「古墳」を「歴史的特徴」を示すアイコンと捉え、
積層した間伐材によって表現することにした。そして、これらの「古墳」を複数組み合わせて起伏に
富んだランドスケープを作ることで、山々に囲まれた奈良盆地という「地理的特徴」を表した。
さらに、かつて市内に多数巡っていた水路をモチーフとした噴水や、取り壊された民家の古材を使った
ベンチ、スポーツや音楽活動が活発であることと関連した遊具やステージなど、「文化的特徴」を
バランス良く取り入れることで、随所に「天理市らしさ」を感じさせるデザインが生まれた。

「古墳」の段差は、移動手段としての階段だけでなく、腰掛けるためのベンチ、遊んでいる子供が
外に飛び出さないための柵、ステージやカフェの屋根、商品を並べるための棚、夜は光が漏れる
照明効果など、様々な役割を担うため、人々に対して場所ごとに特定の行動を規定することなく、
各々が自由に自分の居場所を発見できるような環境となった。
まるで全体がカフェであり、全体が遊具であり、全体がステージに感じられるような、そんな
「ゆるやかな」空間である。

また、古材はできるだけ人の手に触れやすい家具や什器類に使用することにし、市内の建物が
取り壊されていくに従って徐々に広場の家具が増えていくといった、時間軸を伴った変化と、
時代の継承が感じられる場所となることを考えた。
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天理市ウェブサイト http://www.city.tenri.nara.jp/info/1400844370516.html

NHK総合テレビ「サタデー・イン・ザ・パーク」 出演のお知らせ

「サタデー・イン・ザ・パーク」は、日本全国に3万以上あると言われる「公園」の知られざる魅力を紐解く
「公園満喫エンタテインメント」です。
子供が遊び、恋人や仲間と集い、家族で憩い、ひとり佇む、、、「公園」はいつもどこかで人生を彩り、
やすらぎを与えてくれる存在です。そんな公園に対して、鳥の目線で空から眺めたり、おひとり様目線で
意外な遊び方を見つけたり、ちょっと目線を変えることで、公園の意外な魅力を発見してみようという番組です。

その番組内のコーナー『極上!遊具ソムリエ』に佐藤オオキが出演し、世田谷こどものひろば公園の
遊具「立体迷路」を、遊具ソムリエとして独自の視点で解剖します。実際に遊具で子供達たちと遊んでみたり、
遠くから眺めてデザイナー視点で物としての詳細を分析したりしています。是非御覧ください。

放送日時:NHK総合2014年6月7日 (土) 23:30~23:59
再放送:NHK総合 6月15日 (日) 17:00~17:29
海外放送:NHKワールド2014年6月11日 (水) 14:05~14:34 (日本時間)

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