ご挨拶

ご挨拶

 日頃より皆様にはMFUの活動に対しまして色々な形でご理解とご協力いただき、心より感謝申し上げます。
 さて、わが国の経済は新型コロナウイルス感染症の収束による人流回復をはじめ、明るい話題が多くなる一方で、エネルギーコストや人件費の増加に加え、実質可処分所得の減少による将来不安からくる消費マインドの低下が懸念されています。海外に目を向けると、世界が震撼した昨年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻は、コロナから回復しつつあった世界経済を混乱させ、依然として世界秩序に大きなマイナスの影響を与えています。
 MFUでは2022年、活動の根幹であります社会貢献をすべての事業で実施し、国連が提唱するSDGs達成を見据えた事業運営を行い、無事にすべての年間活動を実行することができました。「父の日黄色いリボンキャンペーン」では、その中心的行事であるベスト・ファーザーイエローリボン賞において、家族、夫婦、親子の絆をもう一度見つめ直し、不幸にして親を亡くされたお子様に対する支援の一環として継続的なチャリティ活動を行いました。20周年を迎えた「グッドエイジングキャンペーン」では、「第20回グッドエイジャー賞」をグランドプリンスホテル高輪で開催しました。また日本のモノ作りを見直し再評価する「MFUマイスター認証」も実施しました。9年前よりMFUが主催で開催する「いい夫婦パートナー オブ ザ イヤー」は、記者発表以外にも夫婦をテーマに協力団体と様々なイベントを共催し、どれも大変盛り上がりました。そしてMFUの代表的事業である「ベストドレッサー賞」は「ベストデビュタント賞」とともに開催し、大きな反響を得ることができました。また、ブルーローズキャンペーンの展開などは多くの方々の共感を得ることができました。セミナー事業はファッションマーケティング研究会と分科会を合わせて4回開催し、セミナー終了後は会員相互の交流を図る場を提供いたしました。
 今後、メタバースやチャットGPT、ブロックチェーンなど革新的なテクノロジーの登場により、人々の暮らしは根底から変わることが予想されます。令和5年度を迎え、MFUではこれまでの常識が通用しなくなる状況を的確にとらえながら、多くの皆様に夢と勇気と元気と希望を発信し、あらゆる人々に喜びとワクワク感を提供できるように運営して参ります。


令和5年5月
一般社団法人日本メンズファッション協会
理事長 八木原 保